林城は、昭和57年9月6日に旧鹿島町により史跡指定を受けましたが、その後は維持管理が困難な状況が続き、近年では、森に埋もれた遺跡となっていました。
 平成23年、市教育委員会から”市の史跡が埋もれており、立ち入る事が出来ない”との相談が寄せられました。そこで同年11月に、有志4名で城跡の除草及び間伐材の伐採等を含む整備作業を開始しました。続く平成24年4月には、有志8名が集まり、「林城保存協力隊」を結成し、全員がボランティアとして、これまでに城跡の整備作業を計画的に実施してきました。
 整備が進むにしたがい、城の輪郭が少しずつ姿を現し、その年中には、市民に公開出来るまでに整備が進められました。その後も毎年作業範囲を拡大し、現在ではほぼ全容が把握出来るまでになりました。以下の画像で、整備の進捗状況と市民公開の様子を紹介します。
 
                   

 平成23年 ○林地区側から参道入口から2の丸、3の丸に至る倒木竹の撤去処理
平成24年 ○平成24年3月11日「林城保存協力隊」発足。会員8名
○2の丸の雑木竹の伐採処理
○本丸の3分の1の雑木竹の伐採処理。(参加延人数124人)
平成25年  ○3月1日「第1回市民見学会」実施(46名参加) 
○11月30日歴史講座「東庄林家秘蔵の古文書解読」(70名受講)
○本丸の3分の2の雑木竹伐採処理(延人員215人)
平成26年 ○3月8日「第2回市民見学会」実施(83名参加)
○3の丸、外堀の雑木竹伐採処理
○自然林、植物調査と名板取り付け
 平成27年 ○1月21日学童学習会「鹿嶋の歴史と地元の史跡」「林城現地見学会」実施
 (大同西小学校5年生18名、先生4名)
○3の丸の倒木・雑木竹伐採片付け
平成28年 ○3月22日「第3回市民見学会」実施(14名参加)
○1・2・3の丸郭内草刈り維持
○8月23日茨城大学高橋教授以下5名「茨城大学中世史研究会」が現地調査
 平成29年 ○4月1日「林城HP作成プロジェクト」発足(茨城大学中世史研究会3名、林城保存協力隊3名)
○林外城郭内の草刈り等維持
 
 平成30年 ○1月-3月林外城、中城の縄張図等調査作成
○6月「鹿嶋林城」ホームページ立ち上げ
 
代表交代の推移
初第代表 平成24年4月1日〜平成27年3月31日  石原 光興 
2第代表  平成27年4月1日〜平成30年3月31日 山崎 稔
3第代表 平成30年4月1日〜 丸山 弘美
   
   
 (平成23年)山道の倒木竹撤去処理  (平成24年)二ノ郭雑木竹伐採処理
   
 (平成25年)本郭雑木林竹伐採処理 (平成25年)講義「東庄林家の古文書解読」 
   
(平成26年)第2回市民見学会   (平成27年)三ノ郭の倒木雑木処理
   
 (平成27年)大同西小学校学童学習会 (平成27年)学童見学会 
   
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