林外城(はやしとじょう)は西方1.2kmに北浦を望む、半島状台地上に構築された変則的な直線連郭式の平山城である
 城郭の特徴は、北方に突き出し、三方を水田に囲まれた低地との比高約30mの半島状台地という天然の地形を巧みに利用した堅固な城構えである。
 城域は、約700m×約500mと広大で、先端部の3つの曲線周囲の土塁や空堀の規模も巨大であり、当時の城の様相をそのまま残している。
 築城時期等について不明な点が多いが、土塁や堀、平場や斜面の構築などから想像するに、鹿島が天正19年の佐竹氏による支配に移行した際に、新たな支配拠点として、同氏等によって築城された可能性も考えられる。大変見どころ多い城郭で、現況はほぼ全域が山林となっている。
 
 
林外城の縄張図
 
林外城の鳥瞰図


 
3D画像(今後、櫓・兵舎等を作図し動画にしていく予定)
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